教育資金贈与で一番の意外な問題

孫への贈与などでよく聞く「教育資金の贈与」とは、
1500万円までの教育資金の一括贈与が完全非課税になる夢のような話

夢ではない(ただし現在2026年3月まで)

先日クライアントに子供達の塾代が毎月大変で・・・
などの相談を受けた
しかも、クライアントのご両親はがっつり資産家さん(将来の相続も心配・・)

クライアントと行った近所の最高に美味しい居酒屋さんの「海鮮釜飯」


そこで教育資金の贈与の話を提案させてもらうと、
聞いたことはあってもなかなか自分事としては捉えていなかったようで
適用要件や手続きなどを説明が終わる頃には、表情が一気に明るくなっていた

が、ここで一つ大きな問題が!

何がってそれは自分の両親に対して
「教育資金の贈与で1500万円まで贈与税を無税で贈与できるねんて!お願い!」
とは、なかなか言いにくい、ということ

そりゃあそうだ
しかもクライアントの妹さん夫婦は実は「税理士」でもある
そんな専門家のいる家庭でもこの手の話はいいにくいのが現実問題

このように国からお墨付きを得ており、ましてや相続対策にもなる素晴らしい優遇税制であっても
「言いにくい」というのが一番のネックになる
では、「言いにくい」というだけで手をこまねいていていいのか?

私はこのような相談を受けた場合必ず提案することがあって、
それは段階をふむということ
身内だから余計なのはわかるが、皆さん一気に解決に話を持っていきすぎ!

いきなり自分の「相続」に関わることを子供から言われる親の立場も少しは考えて欲しい
ビジネスでは当たり前のように行う「段階をふむ」ことを家庭内ではすっ飛ばす!
少しずつ段階を踏んで話をしていくようにもっていけば大抵円満に事は運ぶ

そこでおすすめの信託銀行の資料請求をすすめ、パンフレット持参で税理士からこんな
ものがあるときいた、と軽く提案することから初めてもらった

すると案の定最初はふーんって感じのご両親も置いておかれたパンフレットをじっくり読み込み
次に会った時には「これやろか」と話になった
現在は、そこから次は「相続」にむけて「段取りを踏んでいる」最中です!

みなさんも是非とも参考にしてみてくださいね

本日はここまで。

投稿者プロフィール

榎本 美乃里
1977年生まれの蛇年。一見アクティブな性格で活発と間違われますが、全くの真逆で家に籠るのが大好き。税理士は会社務めの方などには馴染みのない職業ですが実はそんな方々にこそ税理士を知ってもらいたい、との思いでブログを書くことにしました。相続や不動産の売却などの際に「あっ税理士に相談!」と思い出して頂けたら嬉しいです。