税理士選びのむずかしさ

私が代表をしている会社と台湾企業との正式な契約のため、契約書の作成が必要に。
慣行的に日本ではあまり作られないような珍しい契約内容で、しかも取引企業が海外ということもあり
自分で作るには心配なところがあったので、弁護士さんにお願いすることを決意。
私は税理士業界が長くそれまでお客さんがらみで知り合ったたくさんの仲良し弁護士さんがいる。

が、しかし

誰に頼んでいいかわからない
お客さんのことだと客観的に判断でき、この案件はあの人、などとできるが自分のことになると
こんなこと相談していいんだろうか、迷惑じゃないだろうか、など色々考えてしまって決められず。
そこでHPで弁護士さんを人生で初めて探してみた。

すると余計にわからない!

みなさんどう選んでいるのか、不思議で仕方ない。
経歴などはだいたい似たり寄ったりで
地域はそもそも大阪と選択しているのでさほど差はない。(失礼があったらすみません)

事務所の雰囲気?え?顔?

弁護士さん探しを初めて4日目でHPでの弁護士さん探しを断念し、
大学院時代の私の恩師に依頼することにしました。
最初から恩師に頼めって話ですが、恩師だからこそしょうもない気を遣ってしまいました。
そして当然ながら安心して任すことができ、また自分の想定外の事まで配慮して頂いた
素晴らしい契約書を作成してもらって感動しっぱなし。

(写真は恩師と大学院の後輩)

そこで改めて思ったのは、みなさん税理士選び、めちゃくちゃ大変なんじゃないだろうか、ということ。
ましてや相続の依頼なんかは、急なことで、悲しみの中、てんやわんやの最中でのことになる。
この経験をする以前は、何でわからんのかなぁ~?なんて呑気に思っていたのですが、
そらわかりません。あんた誰?って感じですもんね。

私は恩師に依頼することで大変な安心感がありました。
それは恩師と私の間に信頼関係が既にあったからだと思います。

自分ではわからない事を専門家に依頼する際、専門家ってだけでも怖いのに
知らない人ともなると、その不安は半端ないかと思われます。
だからこそ「信頼関係」ってすごく安心につながるんだと今回の事で実感しました。

通常相続では税理士は「申告」がメインのスポット業務になることが多く
私が経験したように多くの方がHP等で初めて税理士選びをされます。
いかに生前からお付き合いをし、信頼関係を構築していく必要性があるのか、
改めて生前からのお付き合いの大切さを痛感しました。

このブログも当初は直接私を知らなくても間接的に知ってもらえたら、
とそんな思いから始めたんですが、頭で想像するのと実際に体験するのでは
こんなに違うものかと、今回本当にいい勉強になりました。
みなさんが税理士選びに困らないようにこれからも日々精進してまいります。

本日はここまで。


投稿者プロフィール

榎本 美乃里
1977年生まれの蛇年。一見アクティブな性格で活発と間違われますが、全くの真逆で家に籠るのが大好き。税理士は会社務めの方などには馴染みのない職業ですが実はそんな方々にこそ税理士を知ってもらいたい、との思いでブログを書くことにしました。相続や不動産の売却などの際に「あっ税理士に相談!」と思い出して頂けたら嬉しいです。