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資産税専門の税理士って?

はじめまして。
資産税専門税理士の榎本です。

よく資産税専門?っと聞かれますがいわゆる相続や譲渡所得などを専門にしている税理士です。
ですので法人税などを一般的に行う税理士とは全く異なります。
お医者さんに外科、内科、耳鼻科などがあるのと同じで実は税理士にも専門分野があります。
ただ、以下の税収のグラフをみて頂くとわかるかと思いますが、多くの税収は消費税や法人税などのため
事業としてやることを考えるとどうしても税理士はそちらを専門にする方が案件数が多い、という実態があります。

            令和4年国の一般会計歳入額内訳

こちらのグラフでわかるように相続税の税収は全体の2.4%しかありません。
したがって「相続」を頻繁に扱うことのない税理士が多くいるのが実情で、そのような専門でない税理士が扱う
相続の納付額が適正額よりも多額となるケースも多くあります。
相続は特例が多く、相続を専門に扱っていない税理士がその特例を見落とす、といったことがあるからです。

逆に言うと私は資本金が大きい会社の法人税の申告などは正直できません。
こうだろうな、とはわかりますが、法人税の専門家と自負はできないからです。
税理士ではありますが、法人税の専門家ではないのです。

税理士という一般にはあまり知られていない業界ですが
それぞれ専門があるということをまずは多くの方に知って頂きたいです。

本日はここまで。


投稿者プロフィール

榎本 美乃里
1977年生まれの蛇年。一見アクティブな性格で活発と間違われますが、全くの真逆で家に籠るのが大好き。税理士は会社務めの方などには馴染みのない職業ですが実はそんな方々にこそ税理士を知ってもらいたい、との思いでブログを書くことにしました。相続や不動産の売却などの際に「あっ税理士に相談!」と思い出して頂けたら嬉しいです。